散歩スナップ|K-photography

SONY α7IV / FUJIFILM X100V / NIKON Z50...Archives

歪曲収差オンオフはRAWに反映されているか否か

これずっと疑問に思っている事です。検索してみるとJPEGには反映されるけどRAWには反映されていない(事実上オフ)との事でした…が、本当ですか?

 

 

私が使っているRAW現像ソフトはSILKYPIX11PROでカメラはα7IVです。カメラ側の歪曲収差はオートにしていますが、RAW現像時にレンズ収差補正の項目を見るとこのように表示されています。

補正対象外のRAWですと書かれていてレンズプロファイルを適用する事が出来ません。JPEGと見比べるとRAWも既に補正されているようです。あれ?

 

そこでカメラ側の歪曲収差をオフにして撮影したRAWを読み込ませたところ…

歪曲収差補正されてませんでした。先程は選択出来なかった項目が選べるようになっていて使用したレンズも自動で選ばれていました。そもそも論でRAWデータはカメラ側の歪曲収差補正が適用されないという事でしたが、どうやらされているようで腑に落ちません。

 

これまではカメラ側で歪曲収差補正をオートにしていたので、この項目を特に見る事もなく放置していました。ただ新しいレンズが発売されたりすると、某掲示板でレンズプロファイルの適用がまだなのでRAWはまだ使えない的な書き込みがあって「ん?」と。

 

元々RAWで補正が適用されないのはソフト側で歪みよりも解像度重視(補正をあえてしない)か、画角変化と解像度がやや下がっても歪み補正を重視するかを撮影者が選べるからなんですかね。だとしたらプロファイルを適用するか否かは撮影者に委ねられなければならないはず。

 

LightRoomやCaptureOneなどでは自由に選べるのかどうかは不明で、SILKYPIX11PROしか使ったことがない私としては検証のしようがありません。一応SONY純正ソフトのEditでRAW現像してみた結果、やはりSILKYPIX11PROと同様でした。カメラ側で補正をオートにした場合はソフト側で歪曲収差をオンにすることは出来ません。

 

ならば補正を常時オフにして撮影しろという流れになるかと思いますが、JPEG+RAWの同時記録にしているので、歪曲収差をオフにしてしまうとJPEGが…。事実上常時オン(オート)での撮影になるかと思います。

 

RAWには歪曲収差補正は適用されないとのことでしたが、明らかに適用されているのではないかと疑問に思い記事にしてみました。どなたか詳しい方、ご教授していただけたら幸いなのですが…。