散歩スナップ|K-photography

SONY α7IV / FUJIFILM X100V / NIKON Z50...Archives

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sportsのファームウェアアップデートの影響 | day off snaps 2024 #15

Body | α7IV

Lens | SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sports

スナップ写真同様に私の野鳥撮影の経験は乏しく、正直に言えば冬の間しか野鳥を撮ることが出来ません。3月一杯を目処に野鳥撮影から遠ざかるわけですが、その影響で昨年の5月頃SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sportsのファームウェアが出ていた事を年末に知る始末でした。従来の性能だと約4段分の手振れ補正機能がレンズに備わっていましたが、このファームウェアによりワイド側約6.5段、テレ側約5.5段になるという俄に信じがたい事でしたが、早速データを更新して撮影に挑みました。

 

 

 

クロップ撮影

今までの私のスキルではSS1/250秒を下回ると途端にブレ写真を量産するようになっていましたが(テレ端)、1/100秒で撮影してもギリギリいけるようになっていました。ISOは640なので普段ならISO1280以上になってしまうシーンもご覧の通りです。

 

 

何枚か撮りましたがSS1/100秒でブレ写真は3割程度。7割近い成功率でした。

 

 

さらに半分のSS1/50秒にすればISOが320になるので更なる高画質が望めると欲張ってみましたが、やはり全枚微ブレを起こしてました。一脚があれば成功率5割くらい望めるかもしれません。

 

 

距離も遠かったのでディテールが潰れてしまい残念な結果に。

 

 

とはいえ簡単に至近距離から撮影出来る野鳥なんてカモかハトくらいですか。この写真は1/125秒でISO500だったのでまぁまぁの結果です。意外とカモもスーッと動いてるので被写体ブレの問題も出てくるんですよねえ。

 

 

ワイド側なら1/250秒はほぼ確実に止まります。

 

 

テレ側でも1/250秒でほぼほぼ問題ありません。

 

私の感覚では600mmで単純に5段分下げられる気がしません。計算上1/15秒程度でも撮れるはずですが実際は1/50秒辺りから微ブレが増大するので、現実的には1/100秒を目処に使う感じでした。結果として私のスキルでは約3段分の補正効果しか実感出来ないとはいえ、1.5段分の進化がそのまま反映された形で1/250秒を限界としていた所から約1段半遅く出来るようになった事は非常に大きいと感じました。