風ブレに苦しみながらのMF撮影でした | day off snaps 2024 #10
Body | SONY α7IV
Lens | Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical
Location | 静岡東部
最近コシナの使用頻度が上がっていて、しばらくMF撮影が続いたせいか無性にAFレンズが使いたくなっているのですが…
この日もAPO-LANTHAR 50mm F2なのでMFでの撮影となってしまいました。
とても風が強いというか、場所によっては飛ばされそうな勢い。
10枚撮っても止まって撮れてるのが1枚あるかどうか。でもこれです、この立体感。空気感と表現すれば良いんでしょうか、アポランターを使うと度々出てくるこの感じが病みつきになります。
このレンズは開放から非常にシャープなんだけど、ぐるぐるボケが出るのを回避する為に少しだけ絞るのが定番になってきました。
上手く撮れると目が覚める1枚が出てくるけど、目が覚めない写真も結構出てくる(笑)ともあれ、この葉っぱの生々しい描写を見ると流石だなあと思い、大きなサイズでついついじっくり見てしまいます。
正直言うとアポクロマート設計によって軸上色収差を補正し…などの説明文を読んでもピンときません(理解できません)。ただ描き出される写真を見ると他の写真とはやはり何かが違ってるんですね。
こういう光で浮き上がるシチュは好きです。思い切ってシャドウを潰した露出にしてみました。
少し暗くし過ぎてしまいましたが、このレンズが持つ抜けの良さを感じる1枚でした。
MFで撮る際はピーキング機能を赤にして撮っていますが、紅葉の場合はまったく見えなくなってしまうのでピーキングオフにしたところ、むしろそのままの方が断然撮りやすかったんですよね。今までどうして気が付かなかったんだろう。
木の隙間から差し込んでいる太陽とその光を入れてみました。光を注がれた葉が浮かび上がって綺麗でした。
撮影した写真を見ていて思ったのですが、もうこのレンズが1本あれば他に要らないんじゃないかと…。いつもこんなことを言いますが、これほどよく写るレンズというのはそうそうあるものじゃない気がするからです。とはいえ現実的には家族写真ではズームレンズが欲しいし、野鳥撮影では超望遠レンズが必要なのは明白ですから、1本というわけにはいきません。ならばせめてカメラ本体は1台(1マウント)でいいんじゃないかと分かってはいるのですが…分からないフリをしてしまうんですよねえ笑