散歩スナップ|K-photography

SONY α7IV / FUJIFILM X100V / NIKON Z50...Archives

将来的にはEからZ-mountに移行するかもしれない

Z50を使う様になって見えてきたα7IVの気になる点を書いていきます。

 

ファインダーの見え方に差がある

Z50のファインダーがとても見やすいので驚きました。調べてみると僅かですがα7IVの方がファインダー倍率が若干低いんですね。

 

そしてこれが一番大切な部分かもしれないけど、リアルタイムで見ているファインダーの色味と記録された写真の色味に違いがあることです。Z50はイメージ的にそのまま出力されて出てくるので後から見たときに違和感がほとんどない。厳しい人が見れば「イヤイヤ、若干違う」と仰るかもしれませんが。

 

これはFUJIFILM X100Vの方がもっと顕著で、ファインダーの色味や明るさなどが出力されるデータと結構違います。これに関してはX-TranceCOMS4の影響もあるんでしょうか?コントラストが高めでハイライトは飛びやすくシャドウは潰れ気味になりますが(フィルムシミュレーションの選択にも左右されます)、ファインダーからの情報が正確ではないのです。加えて同じAPS-CでもZ50のセンサーとはダイナミックレンジに大きな差を感じます。画素的な要素(ピッチ)も左右してますよね。

 

α7IVに関してもう一つ。これは完全に私の好みになりますが、純正レンズ以外の色味がイマイチなのです。解像度は良くても肝心の色味がどうにも馴染めない。RAW現像で弄っても途中で諦めて妥協したものをJPEG出力する他ありません。その色味が「最高!」と思う方もいるでしょう。色味って物凄く大事だと思うんです。

 

プロの写真家も含めて皆口を揃えて仰ることですが、とにかくニコンのDXキットレンズの性能には本当に驚かされます。もうこれでいいじゃんと思わされてしまう凄さに釣り合わない驚異的なコスパ。これと比べてしまうと、お世辞抜きに他メーカーのキットレンズが霞んでしまいかねない。ここまで良いとフルサイズでZレンズを使ってみたいのです。

 

肝心の色味

SONY α7IVは純正レンズを使った時に気持ちの良い色味になっていることが多いです。それはRAWにしてもJPEGにしても。SONYといえばサードパーティー製のレンズが豊富な事として有名で選択肢が豊富にあるわけですが、私のようなタイプだと実はそんなに多く選べないのです。

 

FUJIFILM X100Vは撮影時に首を傾げる事が多いわけですが、PCで見たときに意外な色味の良さに驚かされる事があります。ダメダメだと思っていたのに味があって良かった的な。私とX-TranceCOMS4との相性はあまり良くないのかもしれません。とにかく帰るまで分からないんです。このカメラはかなり癖ありだと思っていますが、カメラとしての見た目の良さや、そういった癖の強い部分に魅力を感じています。

 

Z50の場合、RAWの色味が好きではありません。カメラ内でJPEG保存された色味が好きなのです(スタンダードカラー及びグラファイト)。これに関して詳しい事はよく分かっていません。表面照射型CMOSが影響している可能性もあります。裏面照射型を採用するZ6ⅡやZ7Ⅱは表面照射型のZ5よりも冷たく写るという報告があるので。

 

今さらZ5を購入するのはどうなのかという思いもあります。まぁ今さらZ50を買って驚いた人間なわけですが。次期型Z6ⅢもしくはZ7Ⅲの発表を待ちたいと思います。ひとまずその前身であるZFの写りの評価を見届けつつ、いずれNikonのフルサイズミラーレス機を使ってみたいなと思っています。完全にマウント移行するのか並行使用するのかは未定です。