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SONY α7IV / FUJIFILM X100V / NIKON Z50...Archives

α7IVのシャッター耐久性と電子先幕シャッター

公式ページには記載されていませんがネット情報ではα7IVのシャッター耐久性は約10万回だそうです。これを多いとみるか少ないとみるかは個人の判断ですが、私自身はかなり少ないと感じています。

 

これまた公式ではアナウンスされていないNikon Z6iiは倍の20万回だそうで、Canon R6に至っては30万回とアナウンスされています。Z6iiもR6もα7IVもグレード的には同格のカメラ機だと思いますが、シャッター耐久性が2倍違う、こちらとは3倍違うと言われると残念な気持ちになるのは否めません。

 

とはいえ年間にどれくらいシャッター回数を切るのかと問われると、2022年の3月に購入してから2022年の終わりまでで約15000回でした。今年はこれまでで7000回です。しかし電子シャッターを利用したシーンと電子先幕シャッターを使っていたシーンが大半です。知識が浅いので間違ってるかもしれませんが、電子先幕シャッターを使った方がシャッター耐久性が伸びるんですよね。

 

そもそも電子先幕シャッターという仕組みの理解をずっとスルーしてきました。自分には無縁のものなのだろうと意識せずに。しかしよくよく見てみるとデフォルトでオンになってるんですね。知らず知らず電子先幕シャッターを使っていたようです。

電子先幕シャッターを使うことの弊害

 

調べてみてうっすらと理解しましたが、問題は常時電子先幕シャッターで撮影していた事による影響が出ていたはずだということ。その問題点は大口径レンズなどで顕著に表れるようで、玉ボケが欠けたり(思い当たる)ボケ描写が荒くなってしまったり…なんかおかしいなと思った事が過去に何度かあったんですけど、まさか犯人が電子先幕シャッターだとは思いもしませんでした。

 

SIGMA 35mm 1:1.2 DG DN Art/FE20mm F1.8 G/Samyung AF135mm F1.8 FEなどを使う時は必ず電子先幕シャッターをオフにしなければ…(忘れそう)。電子先幕シャッターを織り交ぜていればシャッター耐久性は倍とまではいかないにせよ、寿命をかなり延ばせるかと思います。個体差は勿論ありますが。

 

ちなみにZ50もデフォルトでオートになっていました。メカニカルシャッターのみを選択できないのは使用しているレンズが暗いからで、大口径レンズを装着すれば選べるようになるようです。Z50のシャッター耐久性も10万回。α7IVが入門機レベルの耐久性しか持たせないのはどうなんでしょう。金額はZ50の約3倍なんですけどね。

 

X100Vもシャッター耐久性は10万回だそうです。4000分の1秒以上は自動的に電子シャッターになる設定になってました(E+Mモード)。X100Vは2021年の11月頃に購入しましたが、現在のトータルシャッター回数は7500回でした。X100Vの場合、正直動き物は撮らないので全て電子シャッターでも良い気がします。

 

電子シャッターの場合シャッター寿命を減らす事はないので、α7IVにしろZ50にしろX100Vにしろ電子シャッターオンリーで使えばシャッターの耐久性を心配する必要はありません(そこまでしませんが)。現実的にα7IVの場合、野鳥・運動会などを撮るので電子シャッターオンリーではかなり厳しいです。

 

シャッター耐久値0=カメラ寿命が終わるわけではないですし、その際はユニット修理(交換)で現状3万円程でリボーン出来るようです。今の撮影ペースで過程した場合、α7IVは約7年、X100Vは10年以上、Z50も10年くらいシャッターが持ちそう。その頃にはほぼ間違いなく新品カメラを購入しているはずなので、うん、私の使い方ならあまり意識せず使っていけば問題なさそうでしたwわざわざこんな長文の記事まで書いてしまった…。人によっては由々しき問題な気がしますのでご参考になれば。