散歩スナップ|K-photography

SONY α7IV / FUJIFILM X100V / NIKON Z50...Archives

【初ニコン!】2023年に今さらZ50を購入。選んだ理由は…

 
きっかけはX-S10と望遠ズームレンズ
 
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X100Vを使っているとFUJIFILMの色味に惹かれている自分がいて、この色味をレンズ交換式カメラでも味わいたいという気持ちが募っていました。しかしタイミングは丁度X-S20が発売される直前。どうしても新型が気になり購入を見送らざるを得なかった。この時の価格は本体のみで約11万でした。
 

 

 
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蓋を開けてみればX-S20はとても魅力的なカメラでしたが、一番驚いたのは販売価格(19万)。私はX-S10というカメラの位置づけをエントリーモデルだと思い込んでいたのです。だから新型になってもそこまでは価格上昇しないだろうと。
 
X-S20は他メーカーが続々と採用しつつある被写体認識AFを高いレベルで搭載し、加えて動画(V-log)機能やバッテリー性能を高めてきました。ひとまず何でもこなせるオールマイティな一台です。これSONYがα7IVでこれが次世代のスタンダード機です!といったのと一緒だなと。FUJIFILMが考えるAPS-C機での次世代スタンダード機です、ここまでの機能を揃えたら価格はこうなっちゃいましたけど!的な。これから先の時代は段々こんな感じの価格になりますよという定かではないメッセージも受け取りました。
 
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ならばX-S10を買おうと思ったら14万近くまでアップしている…。このカメラが登場した時の価格よりも高いんですよ。私はそれを見て一気に気持ちが冷めてしまいました。これで終われば良かったんですけどね…。
 
 
 
 
 
何故望遠ズームレンズからサブ機になるのか
 
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所持していた望遠ズームレンズを手放してしまい、変わりとなる望遠ズームを探していましたが全然見つからなかったんですよ。というのも評判の良いFE70-200mmF2.8GM2は30万円以上しますし、小三元のF4はさすがに設計が古い。そして全長がデカすぎて持ち運びが困難となる。
 
同じく高評価のTAMRON28-200mmを買ってしまおうかと悩みましたが、70-180mmでも手放すほどだったのでテレ側の描写に不満が出るだろうし、そもそもTAMRONの色味が自分好みではなかったので除外しました。
 
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そうこうしている内にFE70-200F4の2型情報が流れてきました。当然軽くなり描写も良くなるでしょう。しかし現状で15万円ということは新型となると20万越えしてくるかもしれないなと。

 

そもそも何故望遠ズームレンズが欲しいのかというと家族写真を撮るのに案外必要だからです。家族写真なんて標準ズームで十分だろうと思うかもしれませんが、運動会では最低でも200mmほしいですし、旅行なども含めて家族で出掛ける際に意外と必要になるレンジなんですよ(経験上)
 
ただ家族で出掛ける時にα7IV&標準ズームと望遠ズームのセットを持っていくと約2キロを背負うことになります(実際はもっといく)。もうここまで書けば何故サブ機なのかが判明したと思いますが。
 
 
 
 
 
何故FUJIFILMじゃなくNIKONなのか
 
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サブ機購入が再燃したキッカケはZfcでした。X100Vとはまた違ったクラシカルなデザインです。正直色味に関してはFUJIFILMの方が断然好印象でした。NIKONというと忠実な色再現性。NASAも採用しているほどです。しかし仮にFUJIFILMNIKONが同価格だったとしても私はNIKONを選んだと思います。
 
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それはキットレンズ性能に圧倒的な差があったからです。このおまけで付いてくるような廉価レンズの性能が異様に高いのがニコンです。どのメーカーもキットレンズとはいえ満足感を得られるように抜かりなく作ってはいるものの、コストとの兼ね合いもあって妥協点も多々見られます。しかしニコンのキットレンズの性能はちょっと異常なんですよね。同じくキットレンズである望遠ズームレンズの性能も。
 
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そんなわけでZfcのレンズキットモデルを買い、さらに廉価望遠ズームを買い足せばいいやと思っていました。そうした中でふとZ50ダブルズームキットの価格を見たら…望遠ズーム1本分が実質無料みたいな金額設定だったのです…。Z50…正直デザインは酷いと思いました。今は一周回ってちょっと可愛く見えてます笑
 
 
 
 
 
決め手となったのはグリップとチルト液晶
 
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Zfcの評判を見ていると必ず指摘されている点がグリップがないので持ちにくいでした。あとは大きなレンズが似合わないという点も気になりました。まあ最大の決め手は価格でしたが。
 
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Zfcは流行りを取り入れてバリアングル液晶に変わってましたがZ50はチルト液晶だったことも良かった。X100Vを使っているとチルトの方が撮りやすいなと感じていたからです。縦位置で撮る時はバリアングルが重宝するんですけどね。
 
Z50の重さとX100Vの重さってほぼ一緒なんですよね。レンズを装着しても100グラムちょいが足されるだけです。望遠はさすがに400グラム以上ありますが、装着しても以前所持していた70-180mmF2.8と大差ありません。非常に軽い!かといってキットレンズの写りは衝撃的です。廉価版でもZレンズは手抜きなし!
 
ちなみに価格は
 
Zfc本体が約11万
Z50本体が約9万
 
廉価レンズを単体で買うと標準ズーム36000円と望遠ズーム45000円になりますが、Z50のダブルキットレンズとして買うと13万円です(2年前は11万位だったようですが)。さらに1万円キャッシュバックボーナスが適用されるので実質12万円。これどう考えても安いんですよ。もし次にZ50の2型が出たら必ず値上がりすると思います。これは最近のカメラ業界の流れを見ていて痛感しているところです。
 
Z50は発売からしばらくが経ったので価格がこなれてきていて非常にお買い得感があります。もちろんAF性能などは若干の古さは否めませんが、描写に関してはAPS-C機の中でも依然としてトップクラスのポテンシャルを持っていると思います。
 
 
 
NIKON
 
 
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以前から一度はニコンのカメラを所持したいと公言していましたが実現しましたよ。操作感は上位機種のZ系とほぼ一緒ということで、持ちやすさも含めてそのDNAを存分に味わいたいと思います!
 
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もう一つ付け加えると、私が敬愛するユーチューバーのまきりなさんがZ50を愛用しているのも少なからず影響があったと思います。撮影を楽しむという点を重視した結果、最新の性能を備えたOM-1を売却したのは興味深かった。あの方は数年前から被写体認識AFの必要性の有無を説いてますよね。そこに楽しさや達成感はあるのかっていう。
 
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今後登場してくるカメラにも当然の如く新しい機能が組み込まれていくでしょう。その流れは止まらないと思います。個人的には隙間産業的にカメラの楽しさを提唱していたFUJIFILMが機能てんこ盛りのオールマイティなカメラを出しているのが残念です。やっぱり上野さんがいないとブレていくんじゃないでしょうか…。
 
長々と失礼しました。
今後はZ50のある写活も楽しんでいこうと思います!